精神科医の産業医について

2019年12月02日

精神科の産業医の後任を依頼される事が非常に増えてきております。

ご存知のようにメンタル不調者が続出し、メディア等でクローズアップされメンタル不調者対策として精神科の産業医がもてはやされる風潮がありましたがそれも陰りが見えてきた印象です。

クライアント企業さんのお話では辞めて貰った精神科産業医の方々は’面談以外は何もしてくれなかった’、’産業医面談でも期待していた働きをしてくれなかった’、’メンタル不調者の発生予防を期待していたのに予防は企業任せだった’、’衛生委員会で意見を求めても『特にありません』という発言しかなかった’、というご意見を複数お聞きしました。

前任の精神科産業医の面談レポートなど拝見すると企業様の仰る事も良く分かります。本当に、通り一遍の主治医と同じ意見しか書いていないな、と言う主治医目線の様なレポートが多いです。

このような先生方は企業側の現状や意見をあまり考慮せず、患者さん(社員さん)及び主治医の意見に寄り過ぎている印象です。しかしそれでは外部医療機関に主治医がいる状況下で、企業の産業医としてはあまり役に立つ事は無いでしょう。

産業医選定は、精神科の医師を選任したくなるお気持ちや背景は理解できますが、特に初めての選任の場合は何科の医師であるかだけではなく、その医師の人柄と産業医としての実績(年間の面談件数や担当クライアント数)を重視して選定して頂く事をお勧め致します。